December 31, 2008

本年の推薦本

 2008年は67冊の本を読んだ。まあ大した読書家とは言えないが、そこそこは読んだ方かも知れない。
 その中から何冊か特に面白かった物を今年の推薦図書とさせて頂く。
 今年のベスト3,というのは仲々難しいが、高野秀行「ワセダ三畳青春期」、同じく高野秀行「アヘン王国潜入記」、ソノオーサト「踊る大紐育―ある日系人ダンサーの生涯」としておこう。
 この三冊は是非多くの方々に呼んでいただきたい。
 その他次点としてジョージ・マーチン「ビートルズサウンドを創った男-耳こそすべて」、永井路子「岩倉具視-言葉の皮を剥きながら」、植木等「夢を食いつづけた男-おやじ徹誠一代記」、渡辺照宏「日本の仏教」辺りを上げておきたい。

 他にも面白い本が大変多かった。大変良い読書の出来たラッキーな年だったなあ。推薦理由は皆「面白かった」からに尽きる。是非御一読願いたい。

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February 23, 2006

第3回音響技術者のための邦楽セミナー

 一昨日、名古屋市音楽プラザで第3回音響技術者のための邦楽セミナーが開催された。有限責任中間法人日本音響家協会中部支部の主催であった。私は、受講生ではなく今年も講師を務めた。実に拙い講師で受講生の方々には申し訳ないと反省しつつ今年で3回目であった。もう少し面白く、スムーズにそしてより有意義なセミナーにしたいが講師を務めるなどと云う機会はないので仲々進歩しない。申し訳ない。

 第1回「箏曲」、第2回「舞踊の地方としての長唄」とやってきて、今回は「民謡」を題材として取り上げた。
 民謡の講師として藤栄会会主・内藤流家元の内藤千賀弘先生にお越し頂いた。内藤先生は話しも面白く、運びも上手く大変素晴らしい講師であった。内藤先生有り難う御座いました。
 一口に民謡と云っても南から北、西から東、そして屋内屋外、遊び、仕事、儀式など様々である。深くまともに取り上げると何処までやっても終わらないのでそこはまあ掻い摘んでやった。
 主催者サイドとしてはもっと民謡の生い立ちや歴史、伝播の経路や時代なども伺いたかったが、時間の関係でさらりと流していただいた。
 音響家として知りたい事遣りたい事をやる事を目標にして、内藤先生のお話を伺いながら、実際に三味線、尺八、そして唄を演奏していただいてマイクの種類を換えてみたり、置き位置(マイクの狙い)を換えてみたりしていい音、受講生(音響家)が良いと思う音と演奏家(この場合は内藤先生)の好む音を探ったり、リヴァーブを掛けるべき唄の種類、掛け具合なども探った。
 取り留めのない進行であったようにも思うが、恰好やりたい事は出来たのではないか、少なくとも6割くらいは何とかなった、と思う。時間的にまああの位ではないかと思う。役に立つようなセミナーではなかった!と云われればそれまでだが、役に立つかどうかは受講生の方々の生かし方次第とも思うので、少しくらいは役に立てて頂けると嬉しい。


 

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January 30, 2006

現代風俗研究会年報第26号「現代風俗 興行」

 通勤の電車の中でしか本を読まない。極偶に電車の中以外でも読むが、殆どの読書は電車の中だ。通勤のお伴である。そんな事情なので1冊読み終えるのに結構な時間が掛かる時が多い。勿論本によっては行き帰りだけで読めてしまう物もあるがまあ3日位は掛かる。疲れていたり、休みで電車に乗らなかったりすると1週間位掛かる時もなる。しかも遅読であるので、分厚くて硬い文章の場合はもっと掛かる時もある。

 今日、先週から読んでいた本をやっと読み終えた。
 現代風俗研究会編 現代風俗研究会年報 第26号 「現代風俗 興行-It's SHOW TIME!-」
 大変面白かった!色々な形で興行に関わる人、当事者や研究者、ファンなどが執筆者である。凡ての文章が大変面白いという訳にはいかないが全体としては大変楽しく、興味深く読むことが出来た。
 私の嗜好による物ではあると思うが、特に大道芸人・雪竹太郎氏の文章は胸に迫る物も有りつつ、大道芸に於ける多くの問題を提示し、深く考えさせられた。又それらの問題は大道芸に留まらず、「芸」・「芸能」全般についても考えるべき問題を含んでも居たように思う。「芸人」・「芸能者」と民衆、官憲それぞれとの位置づけ、関係、妥協点、心持ち、色々複雑な問題である。舞台スタッフとして(経済的に成立しているかどうかは置いておくとして)興行に関わる自分が不見識にして、無神経であったことも知らされた。反省且つ勉強が必要である。世の中にはよくあることだし、往々にして人はそうなりがちであるが、不見識の人間が判ったようなことを言うことは慎むべきである。勿論私のことである。これからは気を付けよう!とは思うがお調子者の私は不用意に発言してしまうんだろうなあ。少なくとも誰と話をしているか位は注意しよう。
 
 さて他にも面白く、興味深い記事が満載なので是非多くの方に読んで頂きたい。
 特に第1幕と第2幕は面白い。(興行がテーマなので章割りが芝居風になってます)

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December 12, 2005

JF

 今朝某国営放送を見ていた時、歳末助け合い義援金の応募を呼びかけていた。届け先窓口として「JA、JF、NHK,日本赤十字」等が画面にあった。
 JAは農協、NHKは某国営放送、日本赤十字はそのままだ。では「JF」って何?暗殺されたアメリカ大統領、ニューヨークの空港では無さそうだ。Kが足りない。第一、義援金をニューヨークまで運べ、とはまさか謂うまい。ハテ?

 私たち夫婦は知らなかった。私は「JAは農協だし、もしかして漁協?」妻「ジャパン・フィッシャーマンか?」と謂いつつInternetで早速「JF」を検索してみた。
 出ました「JF-NET」。当に漁協であった。而も仲々面白いサイトなんだな、これが。
 「旬の魚の話」「浜のトピックス」「海を守る運動」「ライブラリー」他の大見出しの中に小見出しも色々あり、魚のさばき方、魚料理大全、全国の水族館等々盛り沢山だ。
 この記事のカテゴリーに「学問・資格」も選んだが、JFのサイトには、漁師になる為の情報ページ「漁師になろう!」も載っている。漁師に憧れているのにどうして良いか判らない方は是非ご参考にして頂きたい。

 本当に楽しいサイトですよ〜!ヘ(^o^)/

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November 08, 2005

城端に行って来た

 日本音響家協会中部支部と富山県公立文化施設協議会(公文協)の共催による音響セミナー「デジタルチューニングの概要とじょうはな座施設見学」に行って来た。

 昨朝、岐阜8:12発の「しらさぎ(鳥の方ではなく特急電車です)」に乗って富山県高岡市まで行きそこから城端線の終点城端まで1両編成のワンマン電車「忍者服部君」後に乗っていった。着いたのは12:46、結構掛かるなあ。城端は門前町で北陸の小京都と呼ばれている仲々落ち着いた佇まいの町であった。
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                                                                   上から「忍者服部君号(中にも服部君が書いてあった)」
「城端駅」 
「じょうはな座」
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               
セミナーのスケジュールは
  13:00 開会
  13:10〜13:30 「じょうはな座」施設見学
  13:30〜13:45 休憩
  13:45〜16:15 音響セミナー「デジタルチューニングの概要」
であった。

「じょうはな座」
 正式名称を『南砺市城端伝統芸能会館「じょうはな座」』と云う。
 町の風景を邪魔しない様な和風の外観&内部で仲々感じは良い。会館としてはこぢんまりといったサイズで多目的に使用されるんだろうが、その名の通り毎月第2&4土曜日には、13:30開演で『庵唄』もしくは『むぎや』の伝統芸能が上演されている。第2&4土曜日に城端にお越しの際は是非御覧頂きたい。

「デジタルチューニング概要」
 (株)オトムラの新甫氏を講師に招き、デュアルチャンネルFFTをベースにした音響測定ソフト『SmartLive』を使った測定とSRシステムのチューニングを講義して頂いた。
 新甫氏の講義は大変解りやすくかつ楽しい!話のうまい人だ。技術的でアカデミック許りになって退屈になりがちなセミナーが多いが、現場で実際に使用している新甫氏の講義は実践的かつ現場の人ならではの楽しい話が織り交ぜられ、楽しくかつ有意義にセミナーを聞けた。その点を私も見習わなくてはいけないなあ。
 上のスケジュールにある通り時間は2時間30分しかないので、この講習を受けてすぐにSmartが使える様になると云う事はない、と思う(少なくとも私には無理)。あくまで“概論”である。然し音響測定ソフトを使って何をやるのか、何が出来るのか、どう有効なのかなどは解った、と思う。使った事のない方、デジタルチューニングに何となく恐れを抱いている方々にとって、この講習はハードルを低くしてくれたと思う。新甫さん有難う!

 さてセミナーの後は情報交換会である。情報交換会、交流会、懇親会のない技術セミナーは意味がない(一寸言い過ぎ)。
 会場は、車で20分ほど移動して世界遺産五箇山相倉合掌村民宿「勇助」に行き。全員が車座に囲炉裏を囲んでの大変有意義な情報交換会であった。伝え聞く噂によると(あくまで噂ですよ)この交流会の場所を先に決めたらしい。そんな噂も頷ける本当に楽しい交換会であった。
 岩魚の骨酒、美味かったです!本当に美味かったです!
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 宴会交換会の様子も携帯で撮ったんだが暗くて何だか判らないので「勇助」の写真だけです。

 イヤー本当に楽しかった!皆さん有難う!

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