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February 20, 2006

マーサ・グラハムそして京都

 昨日、京都へ行ってきた。目的は“A.A.P.第2回舞踊公演「温故知新」〜マーサ・グラハム メソッドを識る・観る・学ぶDanceConcert”を観る事。そしてこの公演の為に来日(帰国?)している折原美樹さんに会う為である。
 彼女にはニューヨークへ研修に行く時そして行っている間に大変お世話になった。私は12月にこの公演のリハーサルの為に来日(帰国)した時にも少し会ったが、妻は2002年の9月にニューヨークで会って以来である。

 さてProgram順に従って感想を少々書こうと思う。あくまで私の勝手な感想なので何方様も余り気になさらないようにして頂きたい。

Part1 望月則彦振付「祈りの人」〜グラハム讃歌〜
 少々退屈であった。もっと短くしても良いのではないかと思った。
 そして何より私を苛立たせたのは「音」であった。デカイ!大き過
 ぎる!もっと全体の音量は抑えるべきだとおもう。そして抑えるべ
 き処は、もっともっとぐうーと抑えるべきだ例えばシーンによっては
 15dB位は抑えるべきだと思う。
 ハッキリ言わせていただいてダンサーの力量があの音量に付い
 て行けず、Danceよりも前に音楽が出てしまい情緒もメッセージ
 も掻き消されていたように感じた。ダンサーのパワーを考えて音
 のレベルを決めるべきだと思う。

Part2
 1.グラハムを識る・学ぶ 
   フィルムコンサート、レクチャーコンサート
  「グラハムの作品をグラハム舞踊団メンバーである折原美樹さ
   んがコメンテーターとしてバレエからモダンまでの舞踊の歴史
  を紐解く。そしてグラハムの生涯とA.A.P.メンバーによるテクニッ
  クのデモンストレーション」である。
   これは面白かった。貴重なフィルムなどを観つつ、グラハムの
  理論を伺った。私はこういう話が好きなのでとっても面白かった。

 2.グラハムを観る
  「CELEBRATION」
  望月作品ほどではないが矢張り少々音が大きい。
  音が大きいという場合、色々あるが今回に限って謂えば
  「ダンサーのパワーを考慮して音量を設定すべきであろう。」と
  云うことだ。ダンサーが音量について行けてない。このダンス
  が表現すべき「歓喜」が霞んでいたと思う。

  「SATYRIC FESTIVAL SONG」
  これはソロの作品で折原さんが踊った。楽しく観られたし、面白
  かった。

  「STEPS IN THE STREET Excerpt from CHRONICLE」
  作品としては最も面白かった。この作品でも若干ダンサーのパ
  ワー不足を感じたが、楽しめた。内容的には暗く重いものだが
  作品としては面白かった。


 マーサ・グラハムの作品を見るのは今回が初めてである。三ヶ月もニューヨークに居た時には見ることが出来なかった。著作権の裁判の真っ最中で作品を上演することが当時出来なかったのだ。今はその裁判もグラハムのカンパニーが勝利して。再び上演できるようになった。有り難いことだ。どんな物でもそうだと思うが、古典を学ぶことは大事だ。ましてモダンダンスの母“マーサ・グラハム”の作品を見られるのは嬉しい。こういう機会を作ってくれた京都文化財団府民ホールと望月先生に感謝したい。
 現代とはもうかけ離れてしまい、古臭い物になってしまっているかも知れないが、古典を現代に甦らせるとそこに何か発見があるかも知れない。小さな物でも何かが見付かればそれで良いと思う。
 音響スタッフとダンサーの方々には少々きついことを書いたようだが悪意はないので笑って許していただきたい。
 又何時か足を運びたいと思う。今度は何が観られるか楽しみだ。

 さて15:00の開演に合わせて京都に行ったわけだが、私たちは岐阜在住なので在来線で京都へ行った。お昼は京都でと云うことで9時過ぎに岐阜を出て11:25頃に京都到着。京都駅から会場までは烏丸通りを真っ直ぐなので歩いて行き途中でお昼を食べることにした。京都と云えば何が良いか?等と考えつつ饂飩なんかも美味しいかも知れないなどと謂いつつ結局入ったのはステーキハウスであった。
 「すてーき屋 烏丸五条店」私たち夫婦、特に私は肉に弱い、厚切りステーキなどと書いてあればその前で涎を垂らしてゴロゴロしてしまうほど弱い。詰まり店頭のメニューに「厚切りステーキ(300g)\1480!」と書いてあったのだ。300g!お昼に食べるにはまあまあの量だ(因みに夜ワインを呑みながら、而も脂身ない肉なら私は500gは食べる)。ビールを呑みつつステーキを食べた。妻はハンバーグシチューを注文した。何方も仲々コストパフォーマンスの高い品物であった。このお店はお薦めです。

 お昼を食べた後は烏丸通りから離れないようにしながら脇道を歩いたり、烏丸通りに出たりして歩いていった。会場も近くなった辺りに天神様があり、何とそこにはあの菅原道真公御歳一つの折に浸かったという産湯の水を汲んだ井戸があった。その神社の中にお祈りした後で石を撫でて、その手で身体の悪い処を撫でると良くなると言う石があったので、私は鼻を撫でた。鼻が通りますように!
 さらに歩くと護王神社があった。和気清麻呂を祭った神社で、和気清麻呂を猪が救ったという故事に因んで猪が沢山集められている。そこまで来て境内の茶屋兼売店でお守りを買い、一寸一休みと云うことで妻はコーヒーを私はお抹茶を飲んだ。御茶屋には「護王神社の四季」と題するビデオが観られるようになっており、それを観つつ茶を飲んだ。この神社では「衣装供養」を行っているそうだ。京都の舞台関係者はその日にこの神社を訪れたりするんだろうか?
 この護王神社から京都府立府民ホール“ALTI”は目と鼻の先と行ったところであった。

 当たり前と云えば当たり前だが京都を歩いているとそこら中に神社仏閣がある。一つ一つ丁寧に縁起を見ていくだけでも途方もない時間が掛かる、好きな人には飽きることのない街だなあ。

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