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December 26, 2004

晴耕出来ず雨読?

本日、朝から雨。
 一昨日、昨日と屋上の薔薇の鉢植えをひたすら、只々植えかえた。ここ数年、12月といえば薔薇の植えかえをしている、といっても私は去年からの参加だが。20鉢ほどの薔薇を植えかえるというのはそれなりに疲れる。薔薇を鉢から抜き、土を落とし、びっしり詰まった根を切る。ここまでは妻の作業。落とした土を篩に掛け、根を除き、土の再生剤を入れ、新たに腐葉土と赤玉土、石灰、牛糞を加えて混ぜる。それを鉢に入れて薔薇を植える。これが私の作業。土を篩うのが、腰、腿の裏側そして肩に来る。
 然しこれをやらないと来年の春薔薇は綺麗に咲いてくれない。これできっと来年の春は、我が家の屋上は薔薇の花で埋め尽くされるだろう。楽しみな事である。去年は根性と知恵が足らなくて、とても大きな鉢に植えてあるツル薔薇2種はちゃんと植えかえてやれなかった。今年はちゃんとしてやったので来年の春が本当に楽しみだなあ。特に今年元気がなかった方の鉢からは(憎き)コガネムシの幼虫が大量に出てきたので、ちゃんと植えかえて本当に良かった。去年の様に簡単に済ませていたら、コガネムシに荒らされ放題になる所であった。

 昨日は疲れてしまったので、残りの作業を今日にまわして、中断した。本日は鉢から出した土を篩って、土の再生剤を入れた物を黒いビニール袋に入れて、屋上の日当たりの良さそうな所に置く、という作業と後片付けをする筈だった。黒いビニール袋の中の土は太陽に熱せられて、来年の今頃には害虫駆除と殺菌が済み又植えかえに使える土なるはずだ。これも大変重要なお仕事である。そしたら今日は雨だ!仕様がないので本でも読むか、と思ったが、年賀状も作らねば。年末はそれなりに忙しいなあ。我が家は横着なので世間一般から見たら暇な方だと思うが、それでも師走は忙しない。

 然し今日の雨は私の身体にとっては少々の休息を与えてくれた恵みの雨でもある。感謝!

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December 15, 2004

あれから302年「嗚呼忠臣蔵」

あの忌まわしき殺戮事件“討ち入り”から昨日は302年目と云う事になっている(正確には江戸時代は現代と暦が違うので少しばかりズレているが)。

 私は育った頃にはもうそんな事はなかったが、あれ以来近代に至るまで極悪人の濡れ衣を着せられてしまった吉良の地元では、全く不当な差別や蔑みを受けてきた、らしい。吉良家に関わりのあった人たちの墓石は削られて無縁仏の如く扱われてきたし、永きに渡りその眷属は息を潜めて生きてきた。

 最近、と云っても此処3〜40年位の事だと思うが、「《吉良上野介=極悪人》というのは間違いではなかったか?」「赤穂の浪人達は、本当は敵討ちなんかしたくなかったのではないか?」等々色々な面から書かれた本も数多く出てきて、吉良の名誉も少しずつではあるが回復しつつある様に思う。勿論私の故郷・吉良では昔から《吉良上野介=名君》で通っている。

 彼は、氾濫の多かった川に“黄金堤”という堤防を築き領民を守ったし、富吉新田という塩田を作り産業を興した。そんな事から「この塩田では良い塩が取れなかった為、良い塩で有名であった赤穂に良い塩の作り方を教えろと迫ったが、それも叶わず浅野に対する恨みの原因の一つになった」と聞いた事があるが、邪推の域を出ない戯言であろう、と思う。それなりの塩が採れなければ昭和期までその塩田が続く筈はない。私が学生の頃まで富吉新田には日本専売公社の塩田があった事からも明かであろう。
 因みに富吉新田の『富』は上野介の妻・富子の名からその一字を頂いたものだ。

 然し何故あんな虐殺行為が、忠義の誉れとして後世に語り継がれてしまったのだろうか?城中で、刀を抜けば切腹・お家断絶と決まっていた所で刃傷におよんだ短慮でヒステリーな行動に対して如何様に仇の討ち様があるというのだろうか?そこまでの行動に及ばざるを得ない程悔しく耐え難い屈辱を与えられたとしても、一国を預かる大名のやる事ではない。全く短慮でヒステリーだとしか言いようがない。どう考えたってこんな殿様を持った事が不幸であったと嘆く許りであって、仇討ちをしよう等と考えるのは全くの筋違いであり、逆恨みというものだ。全く迷惑な暴徒としか言いようがない。困った輩とそれを焚き付ける馬鹿者は何時の時代にも居るものだ。

 処で数多くの突っ込み所満載ではあるがと云うか、それ故にと云うか『忠臣蔵』は仲々面白いドラマだとは思う。堀部安兵衛、天野屋利兵衛、お軽・勘平など実在・創作共にキャラクター的にも独立して芝居が作れる者が多い所も魅力的だ。然し今も昔も芝居の中の話を真に受けて在らぬ濡れ衣を掛けるというのは如何な物か。
 『忠臣蔵』の初演では勿論討ち入りの場面はなかった。時代は室町だし、吉良上野介も浅野内匠頭も大石内蔵助も登場しない。高師直、塩冶判官、大星由良之助だった。今でも歌舞伎や文楽では此方の役名で上演されていると思う。討ち入りの場面が出来たのは、明治以後の筈で、史実に従った芝居の上演が禁じられた江戸の時代が終わり、また西洋からリアリズムが入ってきたり、等の理由が考えられる。

 高師直は足利尊氏の執事で有り、将軍の直轄軍団長である実在の人物です。
 「天降るあら人神のしるしあれば世に高き名は顕れにけり」という歌『風雅和歌集』に残ってるそうです。

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December 10, 2004

S-96到着 他

 昨日調整の終わったS-96を受け取って帰宅した。
 待ちこがれていたS-96が我が家にやってきた。少ししか弾く時間はなかったが仲々良い感じだ。然し流石に展示品だけ有って少々薄汚れている。今度の休みにはちゃんと磨いてやろう。弦もメーカー出荷時の儘だと思われるので張り替えてやらねばならんし、今すぐという訳にはいかないが、付属のギグバックではなくて矢張りちゃんと純正のハードケースも買ってやらねば不憫だ。
 色々遣らねば成らん事も多々あるが、一番大切な事は私がもっと精進してギターを弾けるようになることだ。頑張らねば!

 話は変わって昨日書き込みたかった事を少々、幾つかのサイトの記事にあった様に12月8日はジョン・レノンの命日であった。そして真珠湾攻撃の日でもあり、我が家では入籍記念日でもあった。
 21才の12月8日、私は大学の劇団の公演の為、高田馬場近くにある某有名大学の敷地内に上演用のテントを立てて仕込みをしていた。リハーサルも終わり、帰ろうとした頃、別の大学に照明器材を借りに行っていた後輩が帰ってきた。そして事も無げに彼は云った「ジョン・レノン、死んじゃいましたね」
 私と同い年の友人は、何か大きな間違った発言があった様に呆然としつつも聞き直してみた。「ジョン・レノン、撃ち殺されちゃったみたいですよ。タクシーの中で聞いたラジヲが言ってました。」矢張り大した事じゃない様に言った。まあ人それぞれだから、彼にとってはそんなモンかなあ、と思いつつも中学の時に「イマジン」や「オーマイラブ」を聞いて泣いた事を思い出した。何か一寸胸を締め付けられる様でもあり、乾いた風が吹き過ぎた様でもあった。

 Imagine all the people living life in peace

 こんな唄を放送規制する国の片棒なんか担ぐべきではない!猿は又もや姑息な手で自衛隊のイラク派遣の延長を決めた。悲しく、情けない。

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December 08, 2004

Internetは世界を狭くする?

 今日、ふと思った事。

 「もしかしてInternetは私の世界を狭くしてはいないか?」

 最近は本にしろCDにしろその他の諸々をInternetで買っている。特に書籍について云えばネット通販大変便利だ、欲しい本を検索して殆どの場合手に入れる事が出来る。然しこれが結構ヤバイ気がする。前々からそうは思っていたんだが、矢っ張りこれヤバイよなあ、と街の本屋に入って思った。
 何がヤバイか。書籍購入の為に検索を掛ける殆どの場合が知っている作家の名前や買いたい本のタイトルで検索している。然しこれでは全く未知の物には出会わない、と云えるのではなかろうか?現場に足を運んで買っていた頃は、CD(昔はLP)なんかもそうだが思いも掛けずに目に飛び込んできたジャケットやタスキに惹かれて全く買うつもりもなかった物を買ってしまう事がよくあった。本だって装丁やタイトルが気になって一度出た店に戻って買った事は数知れない。こういう出会い頭というか、突然の出会いで私の人生に新たな世界の扉が開かれた事は数え切れない程有る。ネット通販ではまず持ってこういう事はない。伝え聞いた噂とか評判とか、交換に流布する情報は入ってくるが、世間に流布しない様な情報は私の処にやって来ない。恐らく世間の方々も大方似た様な状況の中に居るんじゃなかろうか?そうなると同じ情報・世界を共有する事は可能かも知れないが、独自の世界を拡げる事は出来なくなる。最近読む本の作者に偏りがあるのも頷ける訳だ。

 もっと街に足を運ばなきゃ駄目だなあ。変な本や音楽、珍しい本や音楽を探しに行こう!

 そんな事を思った。

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December 02, 2004

S-96 衝動買い

 昨年突如として始まったギター収集は、ギターの腕を上げることなく続けられ現在10本を所有するに至っている。学生の頃に買ったS.YAIRIのYD-302-12だけが私のギターであったが、昨年6本、今年3本を入手して10本になった。とても気に入っている物からまあまあの物まであり、住居にそれなりに嵩張っているが今の処手放す積もりは全くない。寧ろ欲しい物の方が多い!嗚呼物欲は絶えまじ!
 
 さて今回もネットで色々検索していた所、名古屋の大須にある「コメ兵」の楽器売り場に「Revolution CASINO」の出物と思われる物件を見つけた。先日、仕事で近くに行った折りに状態を見に行った。まあまあだがどうしよう?安いと云えば安そうなんだがそれでもそれなりには値が張る。迷いつつも他にももっと良い出物があるかも知れない、と店内の他のギターも見ながら回っていた。「コメ兵」のサイトでは商品のほんの一部しか公開されていないので、更に魅惑的なギターがあるかも知れない。
 有った!と云うか見付けて仕舞った!『Morris S-96』!
 FingerPickerに今最もと云っても良い位人気のSシリーズである。中川イサト、南澤大介、打田十紀夫他多くのギターリストが使用している今を時めくシリーズである。勿論プロのミュージシャンが使用しているのは、カスタムメイドの高級品であるがそのノウハウを元に作られた優れたギターである。取り敢えず見ただけで仕事に戻った。

 会社に帰って少しネットで調べたら矢張り安い!展示品で一寸傷は有るがそれでも安い!増して今買わなければ何時手に入るか判らない!「買いたい!買わねば!買ってこそ浮かぶ瀬もあれ!嗚呼あああ欲しいいよううう!!!!」

 どうしようかと悩みつつ仕事の帰りに又寄ってみた。店員さんにお願いして一寸触ってみた。
 「欲しい!!!!」
 どうせギターは大して弾ける訳ではないし、安い方でも良いんじゃないか?そう思って隣にあった「S-61」も触らせて貰った。
 「余り欲しくない」
 張ってある弦のせいも多分にあると思うが、音が全然違う!S-61は一寸眠たい様な気がする。弦を同じ物にすればもっと音は近付くと思う。が、しかしS-96の音を聞いた直後では明らかに違う。断然此方の方が良い。
 「S-96が欲しい!何とか手に入れたい!」
 その時耳元で悪魔が囁き、清水の舞台にいた私の背中を押した。

 と云う訳で今年4本目になるギター「S-96」が我が家にやってくる事になった。一寸調整して貰っているのでまだ家には来ていないが早く手にしたい物だなあ。
 それにしてもエレキギターを見に行って、自分の手には入らないと思っていたSシリーズを買ってくるとは思わなかった。(Sシリーズは今生産が追いつかない状態で作っている物も納品先が極まっているらしい)

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